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エドモントン : ウィキペディア日本語版
エドモントン


エドモントン()は、カナダアルバータ州にある都市。同州の州都であり、州内ではカルガリーに次ぐ第2の都市である(国内5位)。また、カナダの州都としてはトロントに次ぐ第2位の人口規模を持つ。肥沃な農業地帯が広がるプレーリーに位置し、ノースサスカチュワン川が周辺地域の中心を流れている。
2007年統計によれば市内人口はおよそ75万人、広域圏人口はおよそ108万人で、北米内の100万人都市としては最北端に位置する。州北部で盛んなオイルサンド産業と、ノースウエスト準州で運営されている大規模なダイヤモンド鉱への玄関口となっている。文化や行政、教育が盛んな地域でもある。「ザ・フェスティバル・シティ」と呼ばれるほど年間を通してイベント行事が開催され、市内には北米最大のショッピングモール「ウェスト・エドモントン・モール」と最大の歴史公園「フォート・エドモントン(Fort Edmonton)」がある。
== 歴史 ==

紀元前10000年から紀元前3000年にはこの地域に人類が住み始めたと言われている。
1795年にはハドソン湾会社北西会社が現在のに交易地を設け、その後上流の現在のエドモントンの場所へ移動した。1821年に両社は合併し、1830年に現在のアルバータ州会議事堂の場所へ交易所を建設。合併会社の取締役の故郷であるイギリスロンドン郊外にあった町の名(en)を取り「エドモントン」と名付けた。
ハドソン湾会社はこのあたりの土地であるルパート・ランドカナダ自治領(Dominion of Canada)に譲渡し、ノースウエスト準州となった。1870年代に政府が移住者にはかなり安く土地を払い下げた。1897年ゴールドラッシュへ向かうため、立ち寄る人々も増えた。1891年には鉄道が敷設され、1905年にはカナダ北部鉄道(Canadian Northern Railway)がエドモントンを通る大陸横断鉄道を開業させた。
1905年にはノースウェスト準州から分離しアルバータ州ができて、エドモントンが州都となった。1912年には北サスカチュワン川南岸のストラスコナと北岸のエドモントンが合併し人口は53,000人となる。
1930年代には北の産業都市として発展を続け、食料や医療品の空運の物流基地となった。1942年にはアラスカ・ハイウェイが建設され、さらに北方地域への玄関口となった。
第二次世界大戦後、この地域で石油が発見されアルバータ州の産油地域の中心地となった。そのため1973年石油危機以降特に成長を遂げ、郊外も含むと100万人を超える大都市圏となった。産油及び精製は現在でもエドモントンの主要産業であるが、他の産業も徐々に拡大しつつある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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