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エナメル上皮腫(エナメルじょうひしゅ、Ameloblastoma)は歯原性腫瘍の一種で、殆どは良性腫瘍〔高田ら (2010) p.200〕であるがまれに悪性のものもある。良性でも再発や播種などを起こし治療に難渋することがある。実質はエナメル器に類似している。 歯原性腫瘍の中でもっとも多い腫瘍である。1827年にCusackによって報告され〔J.W. Cusack〕、1930年にIveyとChurchillによって現在の名前であるAmeloblastomaと命名された〔R.H. Ivey, H.R. Churchill, 〕〔Rastogi Madhupa, et al.〕。 エナメル上皮腫は上皮性腫瘍であり、日本では十代から二十代の男性に好発する〔高田ら (2010) p.201〕。主に下顎骨の臼歯部に発生し、上顎骨に発生することは少ない〔Reichart PA, et al.〕。比較的まれではあるが、骨外性(歯肉)に発生することもある〔高田ら (2010) p.205〕。濾胞型と叢状型があり、前者が多い。 まれに悪性のものや良性であっても管腔性に転移することがあり、成長が遅く増大しても症状に乏しいため顔面や顎骨に深刻な損傷を与えることがある。さらに、腫瘍細胞が骨組織に浸潤し破壊するので、治療のために広い範囲の外科切除が必要となることがある。皮膜様の構造も腫瘍実質であることがあり、広範囲に外科切除しても再発を繰り返すことがある。 == 分類 == 2005年のWHO分類より、亜型が明記されるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エナメル上皮腫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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