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エノコログサ属 : ウィキペディア日本語版
エノコログサ属[えのころぐさぞく]

エノコログサ属 ''Setaria'' は、イネ科植物の一群で、丸っこい小穂をつけ、花序の枝先が芒状に尖る。エノコログサアワを含む。
== 特徴 ==
一年草または多年草で葉は扁平、種によって縦皺が入る〔記載は主として佐竹他(1999)p.100〕。花序円錐花序であり、主軸から出た横枝に複数の小穂を並べる形をとる。またその枝が多く針状の突起に変形する。小穂は卵形で先端が丸く、内部には小花を一つだけ含む。第一穎から第三穎までは膜質で小穂より小さく、特に第一穎はごく小さい。革質の第四穎が果実を包む。小穂の下部からは多数の針状突起を出す。
この円錐花序の側枝が長いものはまばらに広がった円錐形の穂をつける。イヌアワなどはこれに当たる。だが、多くのものでは側枝はごく短くまとまり、それらの間も狭くなっているため、全体の形が密集した円柱形となる。結果として、円錐花序の構造は見えにくく、密集した小穂の間から伸び出した針が一面に出て、時に瓶洗いのブラシのような外観になる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エノコログサ属」の詳細全文を読む



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