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エベン・エゼル エベン・エゼル()あるいはエベネゼルは、イスラエル人とペリシテ人の戦場として旧約聖書の『サムエル記』に記述される地名である。シロから歩いて1日以内、アペクの近く、ミツパの近く、「ベテ・ホロンの道」の西の入り口の近くにあるとされているが、正確な位置は不明である。現在のベイト・イクサ(Beit Iksa)又はDayr Aban にあたると推測されている。 == 聖書の記述 == エベン・エゼルという地名は、サムエル記の2つの話に現れる。 * 1つ目の話(サムエル記上 4:1-11)には、イスラエル人は神による勝利を願うために契約の箱を戦場であるエベン・エゼルに持ってきたが、ペリシテ人に破れ、契約の箱はペリシテ人に奪われ、数か月経つまで返されなかったとある〔 サムエル記上 6:1-2〕。 * 2つ目の話(サムエル記上 7:2-14)には、サムエルが神に生贄を捧げたあと、イスラエル人はペリシテ人を負かした。サムエルは、その記念に石を置き、それをエベン・エゼル(助けの石)と名付けたとある。エベン・エゼルという地名の由来はこの話による。また、この記念の石は、聖歌の『命の泉に』の歌詞の中で言及される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エベン・エゼル」の詳細全文を読む
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