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エポキシ樹脂 : ウィキペディア日本語版
エポキシ樹脂[えぽきしじゅし]

エポキシ樹脂(エポキシじゅし、)とは、高分子内に残存させたエポキシ基架橋ネットワーク化させることで硬化させることが可能な熱硬化性樹脂の総称である。架橋ネットワーク化前のプレポリマー硬化剤を混合して熱硬化処理を行うと製品として完成するが、プレポリマーも製品化した樹脂も両者ともエポキシ樹脂と呼ばれる。
== 概要 ==
プレポリマーの組成は種々のものがあるが、最も代表的なものはビスフェノールAエピクロルヒドリン共重合体である。また硬化剤としては種々のポリアミン酸無水物が使用される。
プレポリマーの組成と硬化剤の種類との組み合わせで物性が多様に変化するので、エンジニアリングプラスチックとして利用される。特に寸法安定性や耐水性・耐薬品性および電気絶縁性が高いことから、電子回路の基板やICパッケージの封入剤として汎用されている。また、接着剤塗料積層剤としても利用される。これらの多くは2液型で混合して使用する。
一般に、ビスフェノールF(BisF)よりもビスフェノールA(BisA)の方が伸度を向上させることができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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