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エポード(Epode)には、2つの意味がある。 #エポードス(エポドス、ギリシャ語:, epoidós, ''epi-''(追加の)+''oidé''(歌)) - 古代ギリシアの頌歌を構成する3つの部分の1つ。ストロペー、アンティストロペーに続く3つめの結びの歌。 #エポード - アルキロコスが発明し、ホラティウスが『エポーディ』(Epodi)で使った詩形。イアンボス詩、古代叙情詩形。 本項では、その両方について詳述する。'', epoidós, ''epi-''(追加の)+''oidé''(歌)) - 古代ギリシアの頌歌を構成する3つの部分の1つ。ストロペー、アンティストロペーに続く3つめの結びの歌。 #エポード - アルキロコスが発明し、ホラティウスが『エポーディ』(Epodi)で使った詩形。イアンボス詩、古代叙情詩形。 本項では、その両方について詳述する。 ==歴史== コロス(合唱隊)は最初、祭壇あるいは舞台の右側に、それから左側に向かって、合同でユニゾンで歌う。あるいは、コロスは中央に立って、コリュパイオス(古アテナイ方言の劇のコロスの長。coryphaeus)が全員のために歌うことも許された。ステシコロスの登場と合唱叙情詩(choral lyric)の進化に伴って、学問的かつ人為的な種類の詩が古代ギリシアで洗練され、新しい形のepode-songが生まれた。それは弱強三歩格(イアンボス・トリメトロス)に弱強二歩格が続くイアンボス詩だった。エポードスを高度に完成させたのはステシコロスだが、このイアンボス詩を発明したのはアルキロコスだと言われている。 エポードスはすぐに合唱詩(choral poetry)の中で安定した地位を得た。合唱詩が衰退した時にその地位は失われたが、エポードスは頌歌を超えて広がった。初期の劇作家の作品の中に、エポードスのシステムに基づいた、多くのモノローグ、ダイアローグの例が見られる。 ラテン語詩においても、エポードスは自覚的な擬古主義(Archaism)の中で、頌歌の一部および詩の重要な1部門の両方として洗練されていった。前者では、ピンダロスの模倣の上に築かれた、カトゥルスの祝婚歌が、ストロペー、アンティストロペー、エポードスの例とともにある。ホラティウスの「Quem virum aut heroa lyra vel acri」で始まる有名な頌歌もこの3つの特徴を備えていると考えられていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エポード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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