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エマニュエル・トッド : ウィキペディア日本語版
エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッド (Emmanuel Todd, 1951年5月16日 - ) は、フランス人口学歴史学・家族人類学者である。人口統計による定量化家族構造に基づく斬新な分析で知られる。現在、フランス国立人口学研究所 (INED) に所属する。2002年の『帝国以後』は世界的なベストセラーとなった。
== 来歴 ==
エマニュエル・トッドは作家ポール・ニザン(1905 - 1940)の孫、ジャーナリストのオリヴィエ・トッドの息子として、1951 年にサン=ジェルマン=アン=レーで生まれた。ユダヤ系であるが、家族が第二次世界大戦中にカトリックに改宗したため、ユダヤ人としての教育は受けていない。
1967年から1969年までフランス共産党員〔
〕 だった。
パリ政治学院を卒業後、父の友人であるエマニュエル・ル・ロワ・ラデュリの勧めでケンブリッジ大学に入学した。家族制度研究の第一人者であるピーター・ラスレットの指導の下、1976年に『工業化以前のヨーロッパの七つの農民共同体』と題する博士論文を提出し、博士号を取得した。当時ラスレットは、アングロサクソン工業化以前から核家族であったことを発見していた。続いて核家族が世界に普遍的な家族構造であることを示そうとしていたが、博士論文において家族構造の多様性を見出していたトッドはそれに反対し、ラスレットの下を去った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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