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M&M'S(エムアンドエムズ)は、マースが販売しているアメリカ合衆国のチョコレートブランドの一つ。日本ではマース ジャパンが販売。 特徴としてチョコレートが砂糖菓子でコーティングされ、その上から様々な色で着色され、「m」の白文字が刻印されている。砂糖菓子でチョコレートがコーティングされているのは、夏場などにチョコレートが溶けたり、脂肪分が白く表出するブルーム現象がおきやすい時期にも、手にべたつかず食べられるようにしたためである。様々な派生商品が発売されている。 == 沿革 == M&M'Sが開発されたきっかけは、アメリカ陸軍の兵士たちの要望によるものだった。南太平洋に展開していた陸軍部隊を監察官が視察した際、兵士が「口の中で溶けて、手に溶けないチョコレートを開発してくれ。単純で当たり前のことだろう」と嘆願した。当時軍が支給する食料に含まれていたチョコレートは南太平洋の暑さですぐに溶けてしまい、甘いものを楽しみにしている兵士達をがっかりさせていた。そこで試行錯誤を重ねて開発されたのがM&M'Sだった。 元々は、スペイン内戦の折に現地を訪れたフォレスト・マースが、兵士たちが砂糖でコートされたチョコレートで口を楽しませていたのを見たことに着想を得たものだが、1940年の帰国後に彼の友人であるブルース・ムリーと共同で米ニュージャージー州に工場を設置、二人の苗字の頭文字である「M」をつなげて「M&M'S」(マース&ムリーズ)を商標として翌1941年より製造を開始している。ブルースはHershey's社長の息子で、この製品の権利の2割を保有していた。このため、製品は当時チョコレート配給権をもっていたHershey'sのチョコレートを使って製造することができた。 太平洋戦争が始まると、陸軍は紙筒にM&M'Sを詰めたものを補給品目に加え、海軍もこれに従った。現在もM&M'Sは軍の補給物資の一つとして扱われており、現行アメリカ軍のレーションであるMRE中にもこれが含まれるパッケージも見られる。後には宇宙食として宇宙飛行士にも支給され、1981年のスペースシャトル初打ち上げミッション(STS-1)の際にも積み込まれた。 キャッチフレーズ「お口でとろけて、手にとけない」は日本でも有名。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M&M's」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 M&M's 」があります。 スポンサード リンク
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