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エムシードゥコー
エムシードゥコー株式会社（''MCDecaux Inc.''）は、2000年にジェーシードゥコー社（フランス）と三菱商事の合弁によって設立された広告代理店である。主に大型商業施設やバス停留所等の広告メディアを手がけている。
== 概要・沿革 ==
2000年10月、日本国内で広告付きバス停を実現させる目的で、フランスをはじめとして世界各国でバス停留所などのストリートファニチャーを手がけるジーセードコー社と、日本の商社である三菱商事との合弁によって設立された。同年12月にはイオン及びイオングループ各社と提携し、同社の商業施設内に「Mallscape®（モールスケープ）」と呼ばれる可動パネル式広告メディアを設置、広告付きバス停実現へ向けて、関係省庁との協議を開始した。その結果、公共性・収益性・安全性などのさまざまな問題をクリアし、2003年1月に広告付きバス停が認可され、同年3月に岡山県岡山市に初の広告付きバス停「B-Stop®（Cityscape®・シティスケープ）」が設置された。2011年12月現在、横浜市、神戸市、大阪市など、日本国内45都市でB-Stopが約1,292基稼働している。B-Stopの製造、設置、清掃やメンテナンスなどの費用は同社が負担する。バス会社の費用は掲示する時刻表の印刷代程度。広告料収入からシェルター関連費用を差し引いた金額が同社の利益となる。
一方、設立当初からの事業である「Mallscape」は、2004年6月に新たにイトーヨーカ堂と提携し、前述のイオングループと2大大型複合商業施設広告ネットワークを形成している。
2014年6月30日、ジェーシードゥコーが三菱商事より株式25%を取得し、ジェーシードゥコーが85%、三菱商事は15％の株式を保持することを発表した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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