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エリザベート・ドートリッシュ : ウィキペディア日本語版 | エリザベート・ドートリッシュ
エリザベート・ドートリッシュ(Élisabeth d'Autriche, 1554年6月5日 - 1592年1月22日)は、フランス王シャルル9世の王妃。オーストリア・ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世と皇后マリアの娘で、ドイツ名はエリーザベト・フォン・エスターライヒ(Elisabeth von Österreich)。 ウィーンでマクシミリアン2世の第5子として生まれる。兄に皇帝ルドルフ2世、弟に皇帝マティアスがいる。また、シャルル9世の祖父フランソワ1世の後妻エレオノール・ドートリッシュは父方でも母方でも大伯母に当たる。 1570年、16歳でフランス王シャルル9世と結婚した。夫は1561年に10歳で即位していたが、病弱であり、実権は王太后カトリーヌ・ド・メディシスが握っていた。1572年に一人娘マリー・エリザベート(1572年 - 1578年)が生まれるが、この年にはサン・バルテルミの虐殺が起こっている。この事件の衝撃によるものか、シャルル9世は1574年に死去し、エリザベートは結婚からわずか3年半で未亡人となった。 エリザベートは国許に帰り、父マクシミリアン2世が亡夫の弟アンリ3世との再婚を提案すると、これを断わった。その後、1578年に娘マリー・エリザベートが夭逝し、1589年にはアンリ3世が暗殺されてヴァロワ朝が断絶、エリザベート本人も1592年に死去した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリザベート・ドートリッシュ」の詳細全文を読む
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