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エリトリトール または エリスリトール (erythritol) とはメロン、ブドウや梨などの果実や醤油・味噌・清酒などの発酵食品に含まれている天然の糖アルコールである。ブドウ糖を発酵させることにより作られる。非う蝕性でありカロリーがほとんど無いことが特徴である。歯垢に含まれる細菌同士の結合力を弱くすることにより、歯垢を分解する作用がある。IUPAC名は (2''R'',3''S'')-''rel''-ブタン-1,2,3,4-テトラオール。四炭糖の一種であるエリトロースの糖アルコールにあたる。2個の不斉炭素を持つが、分子全体としてメソ体となっている。 水に溶解する場合、硝安(硝酸アンモニウム)などと同様に吸熱反応を起こす。その冷却の程度は、ヒトにも充分体感できる。 エリトリトールには定期的な使用における副作用はないが、大量のエリトリトールの摂取によって下剤効果を引き起こす可能性があるので注意を要する。 なお、エリトリトールは体内に吸収されるので、大腸内の浸透圧を高める効果が少なく、他の糖アルコールの甘味料に比べて下痢が起きにくい〔難消化吸収性糖質の消化・発酵・吸収ならびに許容量に関する研究 、(平成17年度日本栄養・食糧学会学会賞)、奥恒行、日本栄養・食糧学会誌第58巻第6号337-342(2005)〕。 == 用途 == * 甘味料 - 砂糖の60-80%の甘味を示す。砂糖の甘さに近く、あっさりしたあと引きのない味質を持つ。ステビア、アスパルテーム等の高甘味度甘味料と併用すると、高甘味度甘味料の味質をより砂糖に近い甘味質に改質することができる。 * 低カロリー化または冷涼感用の食品 * 口内細菌の活動を弱め歯垢形成などを抑える効果があるとされ、歯みがき粉に添加される。 * 潜熱蓄熱材 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリトリトール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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