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エリモハリアー : ウィキペディア日本語版
エリモハリアー

エリモハリアー日本の元競走馬2005年から2007年にかけ、函館記念において中央競馬 (JRA) 史上3頭目となる同一平地重賞競走3連覇を達成した。馬名の由来は「冠名」+「車名(トヨタ・ハリアー)」。
== 戦績 ==
2歳時の2002年4月に去勢手術を施されせん馬となる。11月にデビューを果たすもこの年は3走して6着が最高だった。デビュー戦のみ山本慎一名義でその後は岡本修名義となった。
2003年、3走したあとの8月に岡本裕好名義となる。デビューから8戦目となる未勝利戦で初勝利を挙げ、10月には3歳以上500万円以下のレースも制したが、その後の3走は3着が最高だった。12月より山本敏晴名義となる。
2004年、6連敗を喫したものの6月以降にミホノブルボンメモリアル、日高特別、北野特別と1000万円以下の競走を3勝し、格上挑戦で初の重賞となる福島記念に出走、単勝5番人気だったが9着という結果に終わった。
2005年、5連敗を喫したものの、7月に巴賞を制しようやくオープン馬となると、続く函館記念も制し重賞初勝利を挙げる〔。騎手を務めた北村浩平にとっても重賞初勝利となった〔。その後は朝日チャレンジカップ、カシオペアステークスで2着になったものの勝利することはなかった。
2006年金鯱賞で3着〔となったあと前年と同じく巴賞に出走し2着となり〔、函館記念では1番人気の支持に応え連覇を成し遂げた〔。しかし次に出走した札幌記念では5着に終わり、サマー2000シリーズ初代チャンピオンの座を逃した。その後屈腱炎により療養することとなった〔。
2007年、10か月ぶりの復帰戦は巴賞となったが最下位〔の11着〔〔と大敗。3連覇を目指して出走した函館記念では7番人気と低評価ながらレースを制し〔〔、1年ぶりの勝利により、JRA史上3頭目となる同一平地重賞3連覇を成し遂げた〔。その後はいったん放牧に出されたが、札幌記念では8着、オールカマーでは後方から追い上げたものの先頭を行く2頭に及ばず3着、続く毎日王冠でも4着に敗れた。その後第1希望で香港カップ、第2希望で香港ヴァーズに予備登録を行い、陣営は出走に意欲を見せていたが選出されず、代わりに第27回ジャパンカップに出走するも12着に敗れた。
2008年金鯱賞から始動したが17頭立ての16着に敗れた〔。残る1頭は競走中止したローゼンクロイツだったため、実質は最下位である。続く函館記念で史上初のJRA同一平地重賞4連覇に挑んだが、トーセンキャプテンの4着に終わった。その後も連戦したが5着以内に入れず、この年からせん馬も出走可能となった秋の天皇賞では13着という結果に終わり、11月4日に厚真トレーニングセンターにリフレッシュ放牧に出された〔。
2009年は例年函館記念が行われる函館競馬場が改修工事中であり、代替開催となる札幌競馬場への遠征は行わなかった。七夕賞から復帰しサマー2000シリーズに挑んだが、追い込んで5着になった小倉記念以外は二桁着順の大敗であった。
10歳となった2010年も現役を続けた。金鯱賞で復帰、道中は中団のやや後ろからレースを進めるも最後の直線ではまったく伸びず11着に敗れた。続く函館競馬場グランドオープン記念では最下位の16着、七夕賞では好位中団追走も失速し14着と大敗した。続く函館記念で史上初のJRA同一平地重賞4勝目に挑んだ〔が、マイネルスターリーの13着に終わった。このレースを最後に、8月8日付けで日本中央競馬会の競走馬登録を抹消され、競走馬を引退した。
引退後は函館競馬場で乗馬となり〔、2011年からは誘導馬を務めている。
2014年の函館記念の日の準メインではJRA60周年記念競走として函館記念勝ち馬の中からレース名としてファン投票で選出され「函館の名優 エリモハリアーカップ」として施行された。またハリアーは函館記念の誘導では特別に「函館の名優」と記されたゼッケンを着用している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エリモハリアー」の詳細全文を読む



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