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エリュクス : ウィキペディア日本語版
エリュクス
エリュクス( / )は、ギリシア神話の人物である。ブーテースアプロディーテーの子〔ヒュギーヌス、260。シケリアのディオドロス、4巻83・1。〕、あるいはポセイドーンの子ともいわれ、シケリア島西部のエリュモイ人の王といわれる〔アポロドーロス、2巻5・10。〕。
== 神話 ==

=== 誕生 ===
父のブーテースはアルゴナウタイの1人で、セイレーンの歌声に魅了され、アルゴー船から海に飛び込んでセイレーンの島に泳いで行ったが、アプロディーテーはブーテースを救って、シケリア島西端のリリュバイオンに連れて行った〔ロードスのアポローニオス、4巻911~919。アポロドーロス、1巻9・25。ヒュギーヌス、14。〕。エリュクスはこの2人の子といわれる。
シケリアのディオドロスはブーテースを土地の王だと述べている。アプロディーテーの子であるエリュクスは人々から尊崇され、成長して王となり、エリュクス市(現在のエリーチェ)と、アプロディーテー・エリュキーネー(エリュクスに坐すアプロディーテー)の聖域を創建した〔シケリアのディオドロス、4巻83・1~83・2。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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