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エルドニア(Eldonia)とはバージェス動物群に属する動物。絶滅種。お皿のような形の動物であり、浮遊性のナマコとの説が有力視されている。 == 特徴 == エルドニアは、古生代カンブリア紀から知られる動物化石で、バージェス生物群・澄江生物群のどちらからも知られている。 化石そのものは円形でなめらかなもので、硬い組織からなる部分はない。直径は最大で20cm程度。縁はやや波打っており、全体に放射方向のしわがある。これは体内の隔壁で、体を支えるものと見られる。また、同心円のようなしわが見られ、これは辺縁成長を行っていた証拠とも言われる。往々にして複数がまとまって発見される。 中央付近にやや着色した管があって、これが消化管だろうと考えられている。この部分は中央付近で平面の螺旋状に一巡りし、両端は中心をやや外れた位置にある。その片方の周辺には触手らしきものが見られる。触手は口のそばに対をなす塊になって生じていたらしい。 その他、カギムシ類のミクロディクティオンやパウキポディアが一緒に見つかることから、これらはエルドニアを宿主として生活していたのではないかとも考えられている。 Eldonia berbera.jpg|''Eldonia berbera'' Eldonia ludwigi 1.jpg|''Eldonia ludwigii'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルドニア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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