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『エルフェンリート』(''elfen lied'')は、岡本倫による漫画、またそれを原作としたアニメ作品。 == 概要 == 『週刊ヤングジャンプ』にて2002年27号より週刊連載を開始、2005年39号終了。単行本は全12巻。 単行本のカバーイラストやアニメDVD(国内販売)のパッケージを見る限りでは美少女が数多く登場する作品に見受けられるが(萌えは本作を構成する要素の1つとしては正しい)、同時に残酷なバイオレンスやスプラッターシーン、児童虐待、ヌードなどのエロスシーン、サイエンス・フィクション、加えてナンセンスなギャグまで描かれているのが本作の特徴である。特にアニメでのバイオレンスシーンはグロテスクかつリアルに描画されている。 また、根底には差別や孤独に対抗する人間性(humanity)や主人公の純愛が描かれており、アニメを監督した神戸守は、作品の解説として次のように述べている。「一人の人間の中でこれらのことは複雑に絡みあっている。平凡であることへの劣等感。他人との違いによる劣等感。同じ境遇の者への親近感。そして、救い。この作品は表面的にはお色気、ラブコメ、バイオレンスだが、本質は差別と救いであろう。社会問題にもなっている苛め、つまり差別はこの作品の中に詰まっている。誰しも救いは求めている。」〔アニメ版公式サイト:Backstage:Comment(神戸守) 〕 ; 海外での人気 : アニメ版は主人公の強さとグロテスクさが受け、海外ではかなりの人気がある。2004 AnimeReactor Community AwardsにてBest Opening/Ending コンビネーション、Best Drama、Best Thriller(Mystery/Horror)、Best Fanservice受賞、ルーシーはベスト女性キャラ受賞。又、American Anime Awards 2007 at New York Comic-Con(初回)において"Best Short Series"にノミネート(5作品ノミネート、受賞は逃す)。2009年度フランスで開催されたJapan Expoにおいて、ファンのネット投票による日本の人気アニメ・漫画作品などを決める「JAPAN EXPO AWARDS 2009」のベストオリジナルアニメ賞を受賞した。 : 海外での人気の高さからニューヨーク・タイムズ(2005年7月17日)においてアニメが紹介された。角を「かわいい小さなネコ耳」と説明するなど記事の内容が一部不正確かつ不十分であるが、海外でDVDを販売しているADVフィルムは2005年ベストセラー作品の1つであると紹介し、近年の日本アニメ屈指の有名作扱いされている〔ニューヨーク・タイムズ:Mean Girls:Charles Solomon:New York Times Published on July 17, 2005 〕。ハリウッド映画化の話もあったが、すぐに中止になった〔岡本倫 HOMEPAGE:diary:2007年08月08日(水) 〕。 ; 作者とエルフェンリート : 岡本倫のデビュー作も、同名の名前が付けられている。ストーリーは全くの別物で、事故でピアノをやめた型破りな男性ピアニストと、バイオリンに転向して一流の奏者となった元天才ピアニストの女性の物語になっている。 : また、作者は元バンダイ社員で、テレビゲームやおもちゃの企画をしており、『時の国のエルフェンリート』というPCゲームも作っていたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルフェンリート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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