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エルプスとは日本の競走馬、繁殖牝馬である。逃げ馬として名を馳せ、1985年の桜花賞など重賞競走で5勝を挙げた。1985年度優駿賞最優秀4歳牝馬。主戦騎手は木藤隆行。孫にGI競走3勝を挙げたテイエムオーシャンがいる。 英語表記馬名は「Erebus」であり、名前は南極大陸に存在する活火山・エレバスに由来する。 ※戦績中の馬齢は2000年以前に使用された旧表記(数え年)で記述する。 == 戦績 == === 3歳時(1984年) === 1984年9月2日、函館競馬場の新馬戦で津曲忠美を鞍上にデビュー。初戦は道中中団のまま9着と大敗した。しかし東信二に乗り替わった2戦目でスタートから逃げ切り、初勝利を挙げる。次走には条件戦出走が予定されていたが、登録頭数が施行規定に足りず不成立となり、急遽連闘で函館3歳ステークスに出走した〔『優駿』p.61〕。津曲、東ともに他馬への騎乗が決定しており、本競走から木藤隆行を鞍上に迎えた。レースは前走と同様に逃げ切り、重賞初勝利を収める。これは木藤にとっても、デビュー10年目で初めての重賞勝利であった。以降、引退まで一貫して木藤が騎手を務める。 次走のオープン戦では1番人気に支持されたが、逃げることができず最下位と大敗する。これを受け、続くテレビ東京賞3歳牝馬ステークスでは14頭立て11番人気と評価を大きく落とした。しかしスタート直後から先手を取ると、タカラスチール以下を1馬身半退けて重賞2勝目を挙げた。この競走を最後に当年のシーズンを終える。重賞2勝は同期牝馬の最多勝であったが、最優秀3歳牝馬には通算4戦3勝・2着1回、関西のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークスを制したニホンピロビッキーが選出されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルプス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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