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エル・ビスカイノのクジラ保護区 : ウィキペディア日本語版 | エル・ビスカイノ生物圏保護区[えるびすかいのせいぶつけんほごく]
エル・ビスカイノ生物圏保護区(El Vizcaino Biosphere Reserve)は、太平洋とカリフォルニア湾に挟まれたバハ・カリフォルニア半島中央部に設定されているメキシコの生物圏保護区である。1988年に設定された総面積2,546,790 haの生物圏保護区で、独特の砂漠の気候によって育まれた陸棲生物の固有種の豊富さや、コククジラの重要な繁殖地であることなどが特色である。 コククジラの繁殖地になっている2つの潟湖が、ユネスコの世界遺産に登録されている。 ==動物相== この地域の動植物は、雨が僅少で激しい風が吹きすさぶ砂漠気候に自らを適応させてきた。その結果、この地域では数千種にも及ぶ植物の固有種や、他では見られないような野生生活が育まれて来たのである。 この地の厳しい環境に適応した動物たちには、コヨーテ、齧歯目の動物、ウサギなどの夜行性の動物たちが含まれている。それ以外の動物たちは、多肉植物からだけ水分を得ている。陸棲哺乳類の中で際立っているのが、地上最速の部類に属するプロングホーンである。この保護区では、ほかにもビッグホーンやミュールジカなどが見られる。また、定住している鳥や渡り鳥などが数十種確認されている。重要なものとしては、ミサゴ、サギ科、ウ科、カモメ科などである。海洋動物としては主役であるコククジラをはじめ、イルカ類やウミガメ科、キタゾウアザラシ、アシカなどが見られる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エル・ビスカイノ生物圏保護区」の詳細全文を読む
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