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エレナ・ベスニナ : ウィキペディア日本語版
エレーナ・ベスニナ

エレーナ・ベスニナ(''Elena Vesnina'', , 1986年8月1日 - )は、ロシアの女子プロテニス選手。現ウクライナリヴィウ生まれで、ロシアのソチに在住している。2013年全仏オープン2014年全米オープン女子ダブルスでエカテリーナ・マカロワとペアを組んで優勝した。ダブルスの得意な選手として知られ、これまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス12勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス21位、ダブルス3位。
== 来歴 ==
ベスニナがリヴィウの地に生まれたのは、ソ連崩壊の5年前にあたる。エレーナは母親の勧めで7歳からテニスを始め、現在はロシア領となったソチのスポーツ専門学校に通った。2002年に16歳でプロ入り。2005年10月末のカナダケベックシティ大会のダブルスで、同じロシアのアナスタシア・ロディオノワと組んでツアー初優勝を果たす。2006年全豪オープン4大大会本戦にデビューし、いきなりナディア・ペトロワとの4回戦まで勝ち進んだ。この年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのロシア代表選手に選ばれる。
2007年1月、ベスニナは全豪オープン前哨戦のオーストラリアホバート大会でエレーナ・リホフツェワと組み、決勝でスペインペアのビルヒニア・ルアノ・パスクアル&アナベル・メディナ・ガリゲス組を破ってツアー2勝目を挙げた。この年はウィンブルドンでシングルス3回戦進出があり、第1シードのジュスティーヌ・エナンに 1-6, 3-6 で完敗している。2008年3月、ベスニナとディナラ・サフィナインディアンウェルズ・マスターズの女子ダブルスで優勝した。インディアンウェルズの決勝戦で破った相手は、中国ペアの鄭潔&晏紫組であった。大規模なトーナメントでツアー3勝目を挙げた後、ベスニナは北京五輪のロシア代表選手に選ばれ、ベラ・ズボナレワと組んで女子ダブルスに出場した。このペアはベスト8まで勝ち進み、ビーナスセリーナのウィリアムズ姉妹組(アメリカ)に 4-6, 0-6 で敗退した。
2009年1月のニュージーランドオークランド大会で、エレーナ・ベスニナは初めてシングルスの決勝戦に進んだが、同じロシアのエレーナ・デメンチェワに 4-6, 1-6 で敗れて初優勝を逃した。5月のローマ・マスターズで初めてビクトリア・アザレンカベラルーシ)とペアを組んだベスニナは、このコンビで全仏オープンに出場し、第12シードから決勝戦に進出した。全仏女子ダブルス2連覇を目指したビルヒニア・ルアノ・パスクアル&アナベル・メディナ・ガリゲス組に 1-6, 1-6 のストレートで完敗し、ベスニナは全仏女子ダブルス準優勝者になった。この後ウィンブルドンで初の4回戦進出があり、同じロシアのエレーナ・デメンチェワに 1-6, 3-6 で敗退した。
2010年のウィンブルドンではダブルスでベラ・ズボナレワと組んで決勝に進出したが、バニア・キングアメリカ)&ヤロスラワ・シュウェドワカザフスタン)組に 6-7, 2-6 で敗退し、2009年全仏に続き準優勝となった。
2011年4月のファミリー・サークル・カップでシングルス5度目のツアー決勝に進出したが、キャロライン・ウォズニアッキデンマーク)に 2–6, 3–6 で敗れた。ダブルスではサニア・ミルザインド)と組んでインディアンウェルズとチャールストンの2勝を挙げた。全仏オープンで2年ぶりの決勝に進出。決勝ではノーシードのアンドレア・フラバーチコバ&ルーシー・ハラデツカ組に 4–6, 3–6 で敗れ、4大大会3度目の準優勝となった。
2013年1月のモーリラ・ホバート国際で7度目のシングルス決勝に進出。モナ・バルテルを 6–3, 6–4 で破りベスニナはシングルスツアー初優勝を果たした。全仏オープンではエカテリーナ・マカロワとペアを組んだ女子ダブルスでサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチ組を 7-5, 6-2 で破り優勝し初の4大大会ダブルスタイトルを獲得した。2014年全米オープンでもマカロワとのダブルスで決勝に進出した。決勝ではマルチナ・ヒンギス&フラビア・ペンネッタ組を 2–6, 6–3, 6–2 で破り4大大会ダブルス2勝目を挙げた。
ベスニナは混合ダブルスでも2011年ウィンブルドン選手権2012年ウィンブルドン選手権2012年全豪オープンで準優勝がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エレーナ・ベスニナ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Elena Vesnina 」があります。



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