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エンジンヘッド : ウィキペディア日本語版
シリンダーヘッド

シリンダーヘッドとは一般的な往復動内燃機関において、シリンダーブロックと共にエンジンを構成する最も基礎的な部品である。
シリンダーヘッドは往復動内燃機関の性能を左右する重要な部品であり、燃焼室の形状、インテークマニホールドエキゾーストマニホールド吸排気ポートの形状などの設計により、エンジンの燃焼効率や体積効率圧縮比が決定される要因ともなる。

==歴史==

===サイドバルブ===
サイドバルブの時代にはバルブトレーンの部品は全てシリンダーブロックの内部に納められており、シリンダーヘッドは文字通りシリンダーブロックV型エンジンの場合はシリンダーバンク)にヘッドガスケットを挟む形でボルトで結合されている金属製の皿でしかなかった。この形式はフラットヘッドと呼ばれ、構造の簡便さが初期の自動車草刈機を始めとする小型エンジン機器の大量生産に重要な役割を果たしたのである。フラットヘッドとポペットバルブを組み合わされたエンジンは、瞬く間にスリーブバルブのエンジンを駆逐して自動車オートバイエンジンの主流になった。この時であってもシリンダーヘッドには、燃焼室点火プラグが内蔵されていた。
しかし、サイドバルブ及びフラットヘッドは構造が単純で整備性に優れている反面、吸排気が複雑な経路で流れざるをえないターンフローレイアウトしか採用出来ず、最高回転数に大きな限界が生じたため、後に頭上弁式と呼ばれるOHVOHCが登場することになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シリンダーヘッド」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cylinder head 」があります。



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