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オオイヌノフグリ : ウィキペディア日本語版
オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名: )は、オオバコ科クワガタソウ属越年草。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。別名、瑠璃唐草天人唐草星の瞳
和名イヌノフグリに似てそれより大きいために付けられた。フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いた。オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいない。〔多田多恵子「早春の青い花の秘めた知恵」。〕。
== 形態・生態 ==
秋に芽を出して他の植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多数のをつけ、春の終わりには枯れてしまう。夏の間は種子で過ごす。寒さに耐えるため、細胞内の糖濃度を高める機能を持ち、葉と茎に生える短い毛で雪と霜を遠ざけて保温する。
草丈10–20cm。は1–2cmの卵円形で、鋸歯がある。
花弁は4枚。ただし、それぞれ大きさが少し異なるので、花は左右対称である。色はコバルトブルーだが、まれに白い花をつけることがある〔。
花は太陽の光によって開閉し、1日で落花するが〔鶴内孝之「フラサバソウとオオイヌノフグリの生殖生態 」85-86頁。〕、2日めにもう一度開くものもある。花の中心にある蜜でハチハナアブチョウなどの虫を誘う虫媒花だが、自家受粉も可能で、自家受粉でよく見られる近交弱勢はないか非常に小さい〔鶴内孝之「 フラサバソウトオオイヌノフグリの生殖生態 」85-89頁。〕。
自然群落の5個体で、1個体あたり平均545個の種子が生産されたという調査結果がある〔鶴内孝之「 フラサバソウとオオイヌノフグリの生殖生態 」87頁。〕。

ファイル:20131022Ehrenpreis2.jpg|
ファイル:20131022Ehrenpreis3.jpg|
ファイル:20140224Veronica persica.jpg|
ファイル:VeronicaPersicaFruit.jpg|果実
ファイル:Veronica persica seeds vepe3 003 php.jpg|種子





抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オオイヌノフグリ」の詳細全文を読む



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