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大碓皇子(おおうすのみこ/おほうすのみこ、生没年不詳)は、記紀等に伝わる古代日本の皇族(王族)。 『日本書紀』では「大碓皇子」または「大碓命(おおうすのみこと)」、『古事記』では「大碓命」と表記される。 第12代景行天皇皇子で、ヤマトタケル(日本武尊/倭建命、小碓命)とは双子とされる。 == 系譜 == 『日本書紀』によれば、第12代景行天皇と、皇后の播磨稲日大郎姫(はりまのいなびのおおいらつめ、稲日稚郎姫)との間に生まれた皇子である。同書では、同母兄弟として小碓尊(おうす<をうす>のみこと、日本童男/日本武尊)のみの名を挙げ、大碓命とは双子とする〔『新編日本古典文学全集 2 日本書紀 (1)』小学館、2002年(ジャパンナレッジ版)、pp. 341-343, 347, 369-371。〕。 『古事記』においても、景行天皇と、若建吉備津日子(吉備臣らの祖)の娘の針間之伊那毘能大郎女との間に生まれた皇子とする。ただし同書では、同母兄として櫛角別王、同母弟として小碓命(倭男具那命/倭建命、双子の記載はない)・倭根子命・神櫛王の名を挙げる〔『新編日本古典文学全集 1 古事記』小学館、2004年(ジャパンナレッジ版)、pp. 213, 215-217。〕。 妻子について『古事記』では、大根王(おおねのみこ、三野国造の祖)の娘の兄比売(えひめ)・弟比売(おとひめ)を娶り、兄比売とは押黒之兄日子王を、弟比売とは押黒弟日子王を儲けたとする〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大碓皇子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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