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オオノガイ目 : ウィキペディア日本語版
オオノガイ目[おおのがいめ]

オオノガイ目(おおのがいもく) Myoida軟体動物門二枚貝網の分類群。ただし分子系統解析からは単系統ではないとの研究結果もあり、将来的には所属する科が変わったり、分類階級が目(もく)以外のものになる可能性もある。
==形態==
は比較的薄質で一般に色彩に乏しく、外面は白色や灰褐色などの殻に褐色系の殻皮を被るものが多い。真珠層を欠いているため殻の内面も白色などの単純な色彩となる。しかしクチベニガイ科には非常に厚い殻や明瞭な放射彩をもつ種類もある。二枚の殻を背部でつなぐ蝶番の構造は二枚貝の分類で重要視されるが、このグループでは歯が退化的で単純なものが多い。
岩などに穿孔するものでは殻の一部がヤスリ状になり、これを動かして穴を穿つものがある。木材に穿孔するフナクイムシ科などでは軟体部が蠕虫状(ながむし状)となり、殻は相対的に非常に小さくなって穿孔のための単なる道具のようになっている。フィリピンなどのマングローブの泥中に棲むエントツガイ ''Kuphus polythalamia''(フナクイムシ科)も殻は縮小しているが、1.5m以上の石灰質の棲管を形成し、世界一長い二枚貝として知られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オオノガイ目」の詳細全文を読む



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