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オオバキリン
オオバキリン(大葉麒麟、学名: ''Pereskia grandifolia''ペレスキア・グランディフォリア)は、ブラジル南東部に分布するサボテン科の半落葉広葉樹である。サボテン科の中で最大の葉を備える種のひとつで、葉のサイズは最長で30cmにもなる。ローズカクタスやサクラキリン〔サクラキリンとは、本来は近縁な''Pereskia nemorosa''のことであるが、本種がサクラキリンと間違われ、流通することが多い〕の名で流通している。 == 概要 == オオバキリンは、ブラジルのリオデジャネイロ州、ミナスジェライス州、エスピリトサント州を中心に分布する〔Leuenberger(1986)pp.113,115-116,118〕。見た目は普通の木の様であり、一見サボテンには見えないが〔清水(2002)p.55〕、葉脇には確かに刺座があり、サボテン科の植物であることが分かる。葉に隠れて目立たないが刺を備えており、特に古い枝には非常に多数の数の棘が密生する。 丈夫で繁殖力旺盛、鉢植えでも開花する特性のため、熱帯アメリカを中心に世界各地に移入されている〔Leuenberger(1986)p.115〕。本種の栽培品の中には刺が無いものもあり。これには全くサボテンの趣はない。耐寒性にやや難があるため、日本では西日本や沖縄といった南関東以南のサボテン愛好家を中心に少数栽培されるのみである。 和名は本種よりも先に導入された同属のモクキリン(杢麒麟)やサクラキリン(桜麒麟)に準じたもので、大葉はラテン語の学名の翻訳。学名の種小名はラテン語のgrandis(大きな)とfolia(葉)を合成したもので、葉が大きいことに由来している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオバキリン」の詳細全文を読む
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