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ハクウンボク(白雲木、学名:''Styrax obassia'' )はエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木〔『日本の野生植物 木本Ⅱ』pp.167-168〕〔『樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物) 山溪ハンディ図鑑5』pp.202-203〕。別名、オオバヂシャ、オオバジシャ〔。 == 特徴 == 樹高は6-15mに達する。 枝は、新枝では緑色で細かい星状毛が生えるが、2年枝になると表皮が縦に割れ、はがれ落ちると暗紫褐色になる。 樹皮は、灰黒色ではじめは滑らかであるが古くなると縦に浅く裂け目が入る。 葉は、互生し葉身は長さ10-20cm、幅6-20cmと大型になり、倒卵形から広倒卵形で、先端は短く尾状にとがり、基部は円形または広いくさび形になり、縁には先端がとがった微細な歯牙状の鋸歯がある。葉の裏面には星状毛が密生し、灰白色になる。葉柄は長さ1-2cmになる〔〔。 花期は5-6月。枝先に垂れ下がった、長さ8-17cmになる総状花序をだし、白色の花を20個ほど下向きにつける。小花柄は長さ7-10mmある。萼はコップ状になり、縁に5歯があり、星状毛が密生する。花冠は長さ17-19mmで、5深裂し、花冠裂片は花冠筒部より長い。雄蕊は10個あり、花冠筒部に着生し、花糸は無毛。花柱は1個あり、雄蕊より長く、花冠よりは短い〔〔。 果期は9月頃。果実は蒴果で直径1.5cmの卵球形になり、先端はややとがり、果実の表皮に星状毛が密生する。種子は1個あり、熟すと果皮が縦に裂け、褐色になった種子とともに果実が落ち、杯状の萼が残る〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハクウンボク」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Styrax obassia 」があります。 スポンサード リンク
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