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オオバジャノヒゲ
オオバジャノヒゲ(大葉蛇の鬚、学名:''Ophiopogon planiscapus'')はユリ科ジャノヒゲ属の多年草 〔『日本の野生植物 草本I単子葉類』p.23〕。ジャノヒゲ属は、新しいAPG植物分類体系ではキジカクシ科に分類される〔大場『植物分類表』pp.54-57〕。 == 特徴 == 地中浅く、長い匍匐枝をだして増え、よく繁る。長いひげ根が多数あり、紡錘状の小さな膨らみがまばらにある。葉は線形で根出し、高さ15-30cm(30-50cm〔)、幅4-6mmあり、厚味があり丈夫で、縁の鋸歯は明らかでない〔〔『新牧野日本植物圖鑑』p.872〕。 花期は6-8月。根出葉の間から、高さ20-30cmになる花茎をだし、その上部に穂状花序をつけ、小さい花を点々とつける。花は淡い紫色であるが、まれに白色もある。花に細い花柄があり、横向きか下向きに、数個ずつ集まって咲く。花被片は6個あり、同形で離れて漏斗状に開く。雄蕊は6個あり、花糸はごく短く、葯は長い。子房は半下位で3室あり、各室に2個の胚珠がある。花柱は円柱状で、先が小さく3分された柱頭を持つ。花後、子房が破れて果皮が早く落ち、種子がむき出しになって成熟する。種子は灰黒色、灰緑黒色、コバルト色で、径8-9mmの長めの球状になり、果実のように見える〔〔〔『山溪カラー名鑑 日本の野草』p.640〕〔『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』p.443〕。 同属のジャノヒゲと比べると、葉は広く厚く、花序軸が太いので、容易に区別できる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオバジャノヒゲ」の詳細全文を読む
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