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オクシタニア・ナショナリズム : ウィキペディア日本語版 | オクシタニア・ナショナリズム
オクシタニア・ナショナリズム(仏語:Nationalisme occitan オック主義、オクシタニア民族主義)は、フランス南部のオック諸語圏(オクシタニア)において、フランス共和国政府に対する自治及び分離独立を求める政治運動を指す。 ==概要==
オック語に代表される南仏固有の文化や風習を守ろうとするオクシタニア・ナショナリズムは20世紀前半には既に始まっていて、1904年にはフレデリック・ミストラルがプロヴァンス語文学でノーベル文学賞を受賞している。しかし本格化したのは第二次世界大戦後のシャルル・ド・ゴール政権下での事となる。ド・ゴール政権は1960年代に首都パリを中心としたフランス北部に予算を集中させる北部優先政策を採り、南部住民の間で不公平感が蔓延した。同じく60年代にオック語文化のリバイバルが進み、経済的不満と結合する形で南仏の自治を求めるオクシタニア・ナショナリズムが急速に広がりを見せた。 オック主義の立場をとる人間にとって、南仏はフランス政府の国内植民地として扱われているとされる。現時点でオック主義は他のフランス共和国における分離主義や自治運動(ブルターニュ、コルシカ、ノルマンディー、アルザス、サヴォイ、ニース、北カタルーニャ、フランス領バスク)の中でも穏健な運動に留まっており、合法的な政党活動に力点が置かれている。政党活動についても幾つかの組織が乱立していて、国政を動かす程の大きな運動にはなっていない。一方で着実に支持者は増加傾向にあり、2010年にはオクシタニア党(Partit occitan)がオック主義者政党として初めて地方議会議席を獲得した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オクシタニア・ナショナリズム」の詳細全文を読む
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