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オックスフォード・ストリート(Oxford Street)は、ロンドン市中心部ウエストミンスター区を東西約2キロメートルに亘り貫く大通りである。年間2億人以上が訪れる、ヨーロッパで最も人通りが多いストリートであり〔The Londoner : "Oxford Street gets its own dedicated local police team" 〕、300以上の店舗が連なる世界的なショッピング・ストリートとして有名である。 ==概要== 前述の通り、オックスフォード・ストリートは、ロンドンの大動脈である。その東端はニュー・オックスフォード・ストリートを挟んでハイ・ホルボーンと、西端はベイズウォーター・ロードにつながっており、それらをすべて合わせるとホルボーンからノッティング・ヒルまで約7.5キロの長さをほぼ一直線に繋いでいることになる〔Google MapでHolborn CircusからPolland Park Roundaboutまでを計測〕。オックスフォード・ストリートには多くのバスルートが設定されている。しかし朝夕のラッシュ時にはバスが数珠つなぎになり渋滞しており、バスを降りて歩いた方が早い場合もある。また2006年から1年に1度、12月の最初の土曜日に限り、歩行者天国にする試みが行われている。 オックスフォード・ストリートが一番華やぐのはクリスマス・ショッピング・シーズンである。この時期は周囲のストリートと同様にオックスフォード・ストリートもライトアップされ、買い物客を楽しませている。このライトアップの点火式には多くの著名人が参加する。過去5年の点火式出席者は2008年シュガーベイブス、2007年レオナ・ルイス、2006年All Saints、2005年ウエストライフ、2004年エマ・ワトソン&イル・ディーヴォ&スティーヴ・レッドグレーヴである。 オックスフォード・ストリートは巨大なショッピング・ストリートである。しかし、所謂高級ブランドはオックスフォード・ストリートと縦に交差するボンド・ストリートやリージェント・ストリートに集積しており、オックスフォード・ストリート自体には、デパートを除いて、庶民的なブランドの旗艦店が多いのが特徴である。特にオックスフォード・ストリートのほぼ真ん中にある、リージェント・ストリートとの交差点 (オックスフォード・サーカス)より東に小売店が多い。逆にオックスフォード・サーカスより西はイギリスを代表するデパートの本店が集積している。このオックスフォード・サーカスより西の部分だけで、店舗面積は330万スクウェア・フィート (約3,065,000平方メートル)を超える。これはイギリス第二、第三の都市、マンチェスターとバーミンガムの再開発地区の店舗面積の合計を上回る〔Oxford Street (East) Development Opportunities:Microsoft Word Document 〕。 上記のように膨大な店舗面積を持つオックスフォード・ストリートであるが、立地や人出のため、その賃料は高額である。世界58カ国で営業する不動産会社Cushman & Wakefieldが2007年に実施した調査によると、オックスフォード・ストリートの賃料はスクウェア・フィート (約30cm平方)あたり年間$631で、これはイギリスで2番目、ヨーロッパで4番目の高さで、東京の銀座地区に匹敵する〔Cushman & Wakefield:Main Streets Across the World 2007〕。なお、イギリスで最も賃料が高額だったのはボンド・ストリートであるが、オックスフォード・ストリートが「イギリスで最も賃料が高いストリート」の座を譲ったのは20年間の調査で初めてとのことである〔BBC 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オックスフォード・ストリート」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Oxford Street 」があります。 スポンサード リンク
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