|
オシまたはオシュ(キルギス語:, ラテン文字転写:Osh)は、キルギスの都市であり、キルギスに二つしかない州と同格の特別市の一つ。同国南部のフェルガナ盆地に位置する国内第二の都市で、しばしば「南部の首都」と形容される。市街には3,000年の歴史があり、1990年と2010年にキルギス人とウズベク人の対立によって生じたオシ暴動の現場でもある。 == 概要 == 1939年からオシ州の州都になっている。2003年時点の人口は22万人で、キルギス人、ウズベク人、ロシア人、タジク人、その他少数民族から成る。 市街地には中央アジア最大の青空市場があり、活気がある。オシの産業基盤はソビエト連邦時代に構築され、ソ連崩壊と共にその大部分を失ったが近年徐々に回復しつつある。ウズベキスタンとの国境が目と鼻の先にあるが、この国境は旧ソ連時代に地域圏に無理やり引かれたもので、オシの貿易と経済発展に暗い影を落としている。首都のビシュケクとの間では航空機が毎日運航され、山岳地帯を通る長く険しい道路も近年改良され交通網が大幅に改善している。 オシには現存する数少ないレーニン像やキルギス南部の人々の間で「女王」と呼ばれ親しまれている女性政治家、クルマンジャン・ダトカなど、いくつかのモニュメントがある。様々な人種が暮らしているだけあって宗教も様々で、バザールの横にあるキルギス最大のモスクや16世紀に建てられたラバト・アブドゥル・カーン・モスクなどイスラームの宗教施設だけでなくソ連崩壊後に再建された正教会の教会がある。また、オシにはキルギスで唯一世界遺産に登録されているスレイマン山があり、街並みのすぐそばに聳える山容は圧巻である。この山の洞穴にはこの地域の植物相・動物相を紹介したり考古学、地質学、歴史学的な出土品を所蔵する博物館がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オシ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Osh 」があります。 スポンサード リンク
|