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オトレーレー オトレーレー()は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してオトレレとも表記される。 オトレーレーはアマゾーン族の女王で、アレースとの間にヒッポリュテー〔ヒュギーヌス、30。〕、アンティオペー〔ヒュギーヌス、241。〕、ペンテシレイアを生んだ〔アポロドーロス、適用(E)5・1。ヒュギーヌス、112。〕。 世界の七不思議に数えられるエペソスのアルテミス神殿は、この建設について古くからアマゾーン族が関わっていたとされ〔パウサニアス、7巻2・7。〕、一説にはオトレーレーが創建したともいわれる〔ヒュギーヌス、225。〕。またオトレーレーは黒海のアレースの島にアルテミスの神殿を建設した〔ロドスのアポローニオス、2巻387。〕。 娘であるヒッポリュテー、アンティオペー、ペンテシレイアはいずれもアマゾーン族の女王として知られる。ヒッポリュテーはヘーラクレースがヒッポリュテーの帯を求めてアマゾーン族の国にやって来たときに殺された〔アポロドーロス、2巻5・9。〕。アンティオペーはこのとき捕らわれてテーセウスの妻となり、ヒッポリュトスを生んだ〔アポロドーロス、適用(E)1・16。ヒュギーヌス、30。〕。ペンテシレイアはトロイア戦争においてトロイア軍に味方して戦い、アキレウスに討たれた〔。 ==系図==
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