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オナガザル科 : ウィキペディア日本語版
オナガザル科[おながざるか]

オナガザル科 (Cercopithecidae) は生物の分類で、サル目(霊長目)に属する1科である。アジア南部およびアフリカ旧世界)に分布しており、旧世界ザルとも呼ばれる。日本語のサルのイメージに近いサルである。「尾長猿(おながざる)」の名のとおり、長い尾をもつことが特徴であるが、バーバリーマカクニホンザルのように、二次的に尻尾を失ったものもある。また、広鼻下目に属するサル(新世界ザル)のように、5番目の手足として尾で体重を支えることなどはできない。日本国内に生息するニホンザルは下北半島を北限としているが、これはヒトを除いた全世界の霊長類の中で、最も高緯度に生息している例である。
オナガザル科には、いくつかの興味深い解剖学的特徴をそなえたサルがいる。コロブスの親指は小さな痕跡程度に退化したり、種によっては完全に消失してしまっている。オスのマンドリルの顔は赤と青で彩られ、さらに陰茎は赤色で、陰嚢は紫色をしている。テングザルは長く、舌のような形をした鼻をもっている。
狭鼻下目であるヒト上科とオナガザル上科が分岐したのは、2800万年から2400万年前頃であると推定されている〔ミシガン大 〕〔Nature2010年7月15日号〕。
== 分類 ==
オナガザル科オナガザル亜科コロブス亜科に二分される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オナガザル科」の詳細全文を読む



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