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オニグモ属[おにぐもぞく]
オニグモ属 ''Araneus'' は、クモ目コガネグモ科に含まれる分類群の一つ。円網を張る大型種が含まれるが、内容は多様で雑多である。 ==概要== オニグモ属は非常に多くの種を含んでいる。 典型的には、たとえば日本のオニグモという種は雌で体長30mmに達する大型種で、典型的な垂直円網を張る。頭胸部より腹部が大きく、特に腹部の前の両側が左右に張り、その上に隆起があっていかり肩のようにも見える。歩脚はかなり長くて太く、多数の棘が並んでいる。このクモは円網を張るクモの、大型で厳つい方の典型であり、類似の大型種はヤマオニグモやイシサワオニグモなど、他に幾つか挙げられる。これはヨーロッパでも似たようなもので、ニワオニグモやキバナオニグモなど、やはり大型でごつい体格の、垂直円網を張る種が古くからよく知られていた。これがオニグモ属のものである。同時に、この類はコガネグモ科の一つの典型でもある。 ところが、実際には類似するクモは中型から小型の種にも多数ある。それらの研究が進むうちに、オニグモ属の内容は次第に増加し、同時に雑多になっていった。当然ながらそれらを整理し、仕分ける試みも行われているが、2009年段階でも640種がこの属に含められ、今後の整理と検討が求められている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オニグモ属」の詳細全文を読む
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