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オムスク(, Omsk)はロシア連邦中南部の都市。シベリア連邦管区の西端に位置する。人口は1,140,200人(2003年)。シベリアではノヴォシビルスクに次ぐ2番目に大きな都市である。モスクワから2,555km。 1716年に建設され、1782年からオムスク市。シベリア開拓の拠点として知られ、ながらく西シベリア総督が本拠を置く西シベリアの中心都市でもあった。革命以前には日本領事館もあった。革命戦争の折には、一時、コルチャーク提督率いる白衛軍の首都ともなった。1934年からオムスク州の行政の中心。 オムスクは現在もシベリア・コサック軍(Siberian Cossack Voisko)の行政中心地であるほか、ロシア正教会のオムスクおよびタラの主教、イスラム教のシベリアのイマームが存在する。 == 地理 == 北へ流れるイルティシュ川の右岸、オミ川との合流点を中心に、その両岸に街が細長く広がっている。 そのたたずまいは、小サンクトペテルブルクといっていいような瀟洒で落ち着いたもの。街のいたるところに彫刻が置かれ、旅行者の目を楽しませてくれる。ソ連崩壊までは外国人立ち入り禁止の「閉鎖都市」だったため、日本ではあまり知られていないが、治安も良く交通も便利。 街の標高は海抜87メートル。南へすぐのところにカザフスタンとの国境線がある。 水上・陸上交通の要衝で、シベリア鉄道やその支線が通り、イルティシュ川の水運と鉄道を使った陸運が交差する場所として大いに発展した。現在もこの地方の国道が集まる場所である。イルティシュ川の水運も、旅客用・クルーズ用・貨物輸送用などに使用されており、イルティシュ川上流のカザフスタンの石炭や金属と、イルティシュ川下流やオビ川流域の石油・天然ガス・木材をこの街に集めてくる。オムスク・ツェントラリヌィ空港もあり、モスクワからは航空機利用が便利である。ロシアやシベリアの各地のほか、カザフスタンやドイツなどへの国際線も飛んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オムスク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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