|
オランダ( 、; ; )は、オランダ王国の構成国の一つである。国土の大半は西ヨーロッパに位置し、カリブ海にも特別自治体の島を有する。憲法上の首都はアムステルダムだが、王宮、国会、中央官庁、各国の大使館などはデン・ハーグにあり、事実上の首都となっている。 カリブ海のアルバ、キュラソー、シント・マールテンと共にオランダ王国を構成している。 ヨーロッパ北西部に位置し、東はドイツ、南はベルギーと国境を接し、北と西は北海に面する。ベルギー、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれる。カリブ海に海外特別自治体としてボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島(BES諸島)がある。 世界第9位の天然ガス産出量を誇る資源産出国であり、日本ではチーズ、チューリップ、風車などが有名である。 国際銀行間通信協会のオペレーションセンターを抱え、インターネットの普及も早かった情報技術先進国であるが、2011年デジノーター事件により安全面での国際的信用を損なった。 == 国名 == 国名はオランダ語で (ネーデルラント)。これは「低地の国」「低地地方」を意味する普通名詞に由来するため、基本的に定冠詞をつける必要がある。通称の はオランダの欧州における国土を意味するため単数形で、正式名称に使われている は海外領土を含めた概念のため複数形である。 公式の英語表記は 。英語以外のゲルマン系言語では (ドイツ語)。ラテン系言語では、 (フランス語)、 (スペイン語)、 (イタリア語)などである。いずれも複数形であるのは、伝統的に現在のベネルクス三国のある低地地域一帯の領邦群の歴史的総称を受け継いでいるからである(「ネーデルラント」の項も参照)。なお、複数形ではあるものの、英語やスペイン語など言語によっては、しばしば集合名詞あるいは「王国」を略したものとして単数扱いされる。 俗称の(ホラント)もよく使われるが、これはスペインの支配に対して起こした八十年戦争で重要な役割を果たしたホラント州(現在は南北2州に分かれる)の名に由来し、固有名詞であるため冠詞が付かない。 日本語の表記はオランダ。漢字による当て字で、和蘭、和蘭陀、阿蘭陀、荷蘭陀〔久米邦武編『米欧回覧実記・3』田中彰校注、岩波書店〈岩波文庫〉、1996年、218頁。〕、荷蘭、尼徳蘭(ネーデルランドの音訳)と表記され、蘭と略される。日本語のオランダは、ホラントのポルトガル語訳である が、ポルトガル人宣教師によって戦国時代の日本にもたらされたことによる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オランダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|