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オリンパスE-システムは、オリンパスが開発した、「フォーサーズシステム規格」を採用するレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ、およびそのシステム全体の総称である〔「オリンパスE-システム」の交換レンズ「ZUIKO DIGITAL」の開発予定について オリンパス光学株式会社、2003年10月10日〕。 == 概要 == オリンパスは、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラシステムとして、コダックとともに規格提唱をおこなったデジタル一眼レフカメラシステム専用の新規格「フォーサーズシステム規格」を採用し、第1号機オリンパス E-1を2003年10月に発売した。以後、オリンパスによるデジタル一眼レフカメラシステムはオリンパスE-システムと呼ばれ〔「オリンパス E-システム」宣言 オリンパスイメージング株式会社、2006年9月25日〕、実質的に35mmフイルム一眼レフカメラシステムオリンパスOMシステムの後継ラインナップとしての役割を担ってきた。 交換レンズとしてはズイコーデジタルレンズをそろえているほか、フォーサーズシステムの他社のレンズも使用できる。従来のOMシステムとの互換性はないが、純正のマウントアダプターが準備されている。 俗に「コダックブルー」、「オリンパスブルー」と称される豊かな発色〔矢野渉の「クラシック・デジカメで遊ぶ」:ポロプリズムの復活――オリンパス「E-330」 (2/2) ITmedia デジカメプラス、2011年11月9日〕や、OMシステムの当時を髣髴させる高品位な商品ラインナップを構築している。また、E-330はレンズ交換式デジタル一眼レフとして初めて撮影時のライブビューに対応し、レンズ一体型デジタルカメラでは一般的なボディ背面の液晶ディスプレイでのフレーミングも可能になった〔世界初(※注) ライブビュー機能搭載AFデジタル一眼レフカメラ「E-330」新発売 オリンパス光学株式会社、2006年1月26日(更新日:2006年4月5日)〕。手ぶれ補正機構や超音波モーターによるAF駆動への対応が遅れているなどの一部弱点はあったが、E-510でボディ内手ぶれ補正機構を搭載、さらに超音波モーター「SWD(Supersonic Wave Drive)」搭載レンズの開発・発売によって次第に克服された。 オリンパスのデジタルカメラには、オリンパスE-システム以外にも、E-10・E-20というEで始まる型名のモデルが存在した。これらはレンズ交換式ではなくレンズ一体型〔オリンパスは「オールインワンデジタル一眼レフカメラ」と呼んでいる。オリンパスの歩み:デジタル一眼レフ 参照。〕であって、オリンパスE-システムではなくCAMEDIA Eシリーズに分類される。これに対して、2008年12月に発売されたE-30は、型番上はE-10・E-20に連なるようにも見えるものの、オリンパスE-システムのレンズ交換式デジタル一眼レフカメラである。 2013年10月に発売されたマイクロフォーサーズシステムのE-M1は、E-5の後継機であり、かつ、フォーサーズシステムとマイクロフォーサーズシステムを統合する機種と位置づけられた。そして、E-M1以降のオリンパスのレンズ交換式デジタルカメラの開発はマイクロフォーサーズのみに絞られ、フォーサーズシステムの新製品の計画はないとされている〔オリンパス、新フラッグシップ機「OM-D E-M1」 デジカメ Watch、2013年9月10日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オリンパスE-システム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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