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オリンパス・ペン E-P1(''OLYMPUS PEN E-P1'' )は、オリンパスのミラーレス式一眼デジタルカメラである。オリンパスで初めてマイクロフォーサーズシステムを採用した機種〔マイクロフォーサーズ機としては、パナソニックのルミックスDMC-G1、ルミックスDMC-GH1に次いで3機種目。〕であり、同社のペン・シリーズのデジタルカメラ版の第一号機となる。2009年7月3日発売。 == 概要 == 2009年6月16日に製品発表が行われ、7月3日発売予定と発表された。なお、2009年5月の決算説明会において6月15日に製品発表を行うと説明されていたことが音声ファイルの公開によって明らかになっていたが〔オリンパス菊川社長、マイクロフォーサーズ機の発表を“6月15日”と発言 - デジカメWatch、2009年5月13日〕、15日には翌日に発表を行う旨の広報のみがなされた〔オリンパス、「マイクロフォーサーズ機」を16日に発表 - デジカメWatch、2009年6月15日〕。 オリンパス初のマイクロフォーサーズ機であり、ボディー内手ぶれ補正及びダストリダクションシステムを採用しながら、レンズ交換式デジタルカメラとしては世界最小・最軽量を誇る(2009年6月16日現在)。ただし、ファインダー及びフラッシュは内蔵せず、外付けの専用品が用意されている。また、マイクロフォーサーズシステムにはレフミラーが存在しないので、この機種は厳密な意味では一眼レフカメラではない。このため、オリンパスでは「マイクロ一眼カメラ」と称している。この設計思想が高く評価され、カメラグランプリ2010「大賞」および「あなたが選ぶベストカメラ大賞」を受賞した〔カメラグランプリ2010は「オリンパス・ペンE-P1」がダブル受賞 - デジカメWatch、2010年5月20日〕。 名称の「ペン」は、2009年で発売50周年を迎えたオリンパス・ペンシリーズに因むもので、コンパクトな規格を採用した小型カメラという共通性を有することから名付けられた。デザイン的にも、ボディ上部などにオリンパス・ペンFとの共通性が見られる。 ハイビジョン720pの動画モード〔Motion JPEG形式、音声は非圧縮リニアPCMステレオ。〕を搭載し(HDモードでの最長録画時間は7分)、デジタル水準器も備えている。画像処理には、新開発の画像処理エンジンTruePic Vを採用し、アートフィルター機能も備えている。また、記録媒体としては、オリンパスが長年採用してきたxDピクチャーカードに代えて、SD/SDHCメモリーカードを採用している。 ボディカラーは、シルバーとホワイトの2色が用意されており、グリップ部はシルバーモデルがブラック、ホワイトモデルがベージュとされている。 オリンパスからはマイクロフォーサーズシステムのレンズとして、標準ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6、パンケーキレンズのM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8が同時発表されている。標準ズームレンズはシルバーとブラックの2色がラインナップされる。すでに発売されているパナソニック製のマイクロフォーサーズ規格の交換レンズも当然、使用可能である。さらに、オリンパスからフォーサーズ及びOMシステムのレンズを利用可能とするアダプタが発売され、特にフォーサーズについてはすべてのレンズでAFが使用可能である。また、フランジバックが短いというマイクロフォーサーズシステムの利点を活かして、他社からも多様なマウントアダプタが発売されている。 なお、E-P1という型番は、発売前のオリンパス E-3に与えられていたコードネームでもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オリンパス・ペン E-P1」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Olympus PEN E-P1 」があります。 スポンサード リンク
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