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オリヴィエ・サラダ()、サラート・オリヴィエ()とは、ロシア料理のサラダの一つである。サラート・ストリーチヌィ(、「首都サラダ」)の名称でも知られる。モスクワのホテル・レストラン「エルミタージュ」(Hermitage)でシェフを務めたベルギー人によって考案された。 == 起源 == オリヴィエ・サラダが出されたエルミタージュは、1864年にモスクワの商人ペゴフの出資によって開店した。 豪遊するために地方から上京した地主たちはエルミタージュのフランス料理を好み、出された料理の中でもオリヴィエ・サラダの評価は特に高かった〔沼野、沼野『ロシア』、p.65〕。その製法、特にオリヴィエのマヨネーズのレシピは明らかにされず、味を正確に再現できた者はいなかった。オリヴィエが亡くなると本来のレシピは分からなくなり、エルミタージュは1917年にロシア革命のあおりを受けて閉店した。その後エルミタージュは営業を再開するが、この時代に出されたオリヴィエ・サラダはオリジナルと大きく異なっていた〔沼野、沼野『ロシア』、p.66〕。 ソ連時代、レストラン「モスクワ」の料理人でオリヴィエの副料理長を自称するイワン・イワノフが「本物のオリヴィエ・サラダと同じ」とされる首都サラダを作った〔沼野、沼野『ロシア』、pp.66-67〕。 現在のロシアではレストランや食料品店では「オリヴィエ・サラダ」や「首都サラダ」の名前を冠したサラダが提供され、一般家庭では新年にオリヴィエ・サラダが作られることもある〔沼野、沼野『ロシア』、p.67〕。ザクースキの一品ともされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オリヴィエ・サラダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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