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オルガヌム(Organum)は、中世ヨーロッパで発達した合唱の技法である。西洋音楽におけるポリフォニーの原点である。 ==概要== 初期のオルガヌムは二声の合唱であり、第一声が旋律を歌い、第二声がその完全四度または完全五度上を歌う形式であった。ただし曲の開始と終止では両声部はユニゾンで重ねられた。オルガヌムは元来即興的に歌われるものであり、第一声 (vox principalis) の旋律のみが記譜され、第二声 (vox organum) はそこから耳で聞いてあわせることが常であった。なお、時代が進むにつれて、主旋律以外のパートも記譜されるようになり、さらに旋律の単なる移高ではない、複雑な対旋律が作られるようになった。これがポリフォニーの誕生である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オルガヌム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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