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オルトケイ酸テトラメチルは化学式がSi(OCH3)4の化合物であり、英語名のTetramethyl orthosilicateを略してTMOSとも呼ばれる。この分子はSiO44-イオン (オルトケイ酸イオン) に4つのメチル基を付加したような構造をしている。オルトケイ酸テトラエチル (TEOS) と基本的な性質が似ており、加水分解時にTMOSが出すメタノールはTEOSが出すエタノールよりも毒性が高いため、TMOSよりもTEOSがよく使われている。 オルトケイ酸テトラメチルは水と反応してSiO2 (二酸化ケイ素) になる。 :Si(OCH3)4 + 2 H2O → SiO2 + 4 CH3OH オルトケイ酸テトラメチルはゾルゲル法によるシリカゲルの作製に使われる。有機合成化学においてはケトンやアルデヒドをアセタールに変化させる際に使われてきた。〔Sakurai, H. "Silicon(IV) Methoxide" in Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis 2001 John Wiley & Sons. 〕毒物及び劇物取締法により毒物に指定されている〔毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第一条 五の二 〕。また消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する〔法規情報 (東京化成工業株式会社)〕。 ==安全性== Si(OCH3)4は水と反応して不溶性のSiO2を生じるため、目に入ると視力低下を起こす恐れがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オルトケイ酸テトラメチル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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