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オルホ(Orujo)とは、スペイン北部で生まれた葡萄の粕を使った蒸留酒である。高いアルコール度数のわりに飲みやすい点、独特の香りと味覚を持つ点が人気であり、今日ではスペイン全体で飲まれるお酒となっている。 ==概要== 葡萄を潰した後に残る絞り粕を蒸留して製造される。通常のオルホの色は透明であるが、中には黄色、琥珀色のものもある。黄色いオルホは特に“orujo envejecido”と言われ、これは“年を経たオルホ”という意味である。通常のオルホ同様に発酵され蒸留されて製造されるが、はっきりとした色に変わるまでの2年近くの間は樫の樽に寝かされる。 スペイン北部のガリシアの人々は、強い蒸留酒を製造する伝統を長いこと受け継いできた。現地で製造されるオルホは、アルコール度数が高く37%から45%ある〔Orujo - Traditional Liqueur Liqueur of Northern Spain By Lisa & Tony Sierra http://spanishfood.about.com/od/drinks/a/orujo.html〕。 オルホは主にレオン、ガリシア、アストゥリアスといった北スペインにおいて製造されている。しかしながら、消費という観点から言えば、オルホは現在スペイン国内中で飲まれている。 ワイン造りを小規模で行っている人たちは、自分達でワインを造った後の搾りかすを蒸留して、自家製オルホを造っており、門外不出のレシピを持っていたりしていた。もともと伝統的なホームメードリキュールだったが、ここ20年間で、品質の高いオルホがたくさん造られ、市場へ流通するようになっている〔Nihon Grand Champagne http://www.ngc-japan.co.jp/eccube/products/detail.php?product_id=142〕 オルホを飲むのに最も良い場所はガリシア、特にポテス(Potes)の町と言われている。これは後述するように、年1回開催されるオルホ祭が開催される場所であるため、多くのオルホに触れる機会が得られる場所であるからである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オルホ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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