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オロモ人[おろもじん]
オロモ人(Oromo,ゲエズ語:)は、アフリカに住む民族のひとつ。オロモとはオロモ語で「力ある者」を意味する。エチオピア中南部のオロミア州に主に居住し、ケニア北部にも住んでいる。エチオピア最大の民族。かつてはガラ族とも呼ばれたが、ガラとは「未開の人々」を意味するアムハラ語であり蔑称にあたるため、現在では使われない。 ==現況== エチオピアにおいてオロモ人は2600万人弱の人口を抱え、人口の40%を占める。アムハラ人と並ぶエチオピアの二大民族であり、エチオピア最大の民族である。しかしながら、エチオピアにおいての支配民族は伝統的にアムハラ人であり、さらにエチオピア革命によってメンギスツ・ハイレ・マリアム軍事政権を倒したのもティグレ人が中心であったため、政治の中心から常に遠ざけられてきたという不満がオロモ人の中にはある。現政権の与党であるエチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)にオロモ人民民主機構(OPDO)が参加し、与党内最大勢力となっているものの、首相はティグレ人民解放戦線(TPLF)のメレス・ゼナウィ(ティグレ人、故人)が握り続けており、不満は高まっている。現政府は民主主義路線をとり、さらに民族融和を意図して民族ごとの州を作ったため、オロモ・ナショナリズムが高まりを見せている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オロモ人」の詳細全文を読む
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