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ハングル()は、朝鮮語を表記するための表音文字である。1446年に李氏朝鮮第4代国王の世宗が「訓民正音」(、、略称:正音)の名で公布した。 意味は「偉大なる(ハン)・文字(グル)」である〔東京外国語大学・趙義成「チアチア語のハングル表記体系について」学術論文集28、2011.朝鮮奨学会〕「ハン」を「大韓帝国」の「韓(ハン)」とする説もある〔野間秀樹『ハングルの誕生:音から文字を創る』平凡社新書、2010年、22頁〕。 == 呼称 == 現在、大韓民国では「ハングル」、朝鮮民主主義人民共和国では「チョソングル(チャ)」(、朝鮮文字の意)〔もしくは「ウリグル」(、我々の文字の意)と呼ぶ。 ハングル制定時の正式名称は「訓民正音」であったが、当初から諺の文字という意味で「諺文」(、オンムン)と呼んだ〔〔大宅京平「南のハングル教育、北の漢字教育」こた朝鮮難民救援基金NEWS,May 2013,No.82.〕。また、知識のない平民たち、女や子供が使う卑しい文字として「アムクル(女文字)」、「アヘグル(、子供文字の意)」とも卑下されてきたといわれるが〔、解例本に「諺」が通常語彙としてあるように必ずしも卑称ではないとする見解もある〔。 諺文という卑下した名前をきらって「ハングル」の語が使われるようになったのは1900年代である〔姜信沆 (2003) p.5〕。周時経は1913年に朝鮮語の研究会の名前を「ハングルモ」としている。朝鮮語のローマ字表記の1つであるM-R式を考案したマッキューンとライシャワーは、1939年当時に朝鮮語学会が「ハングル」、朝鮮語学研究会が「チョンウム(正音)」の語を使っていると述べている(なお、この論文ではハングルのハンを「一」と解釈して、Unified System と翻訳している)。 ラテン語表記では「Hangul」と表記されることが多いが、近年は2000年式に準拠した「Hangeul」という表記も使われている。 中国では「諺文( )」また「韓文」「朝鮮文字」と呼ぶ。 日本は古くから「諺文(げんぶん〔『日本国語大辞典』〕、オンモン)」また「朝鮮文字」と呼んでいたが、現在では「ハングル」という呼称が一般的である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハングル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hangul 」があります。 スポンサード リンク
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