翻訳と辞書
Words near each other
・ オーウェンテューダー
・ オーウェン・D・ヤング
・ オーウェン・イオマン
・ オーウェン・ウィルソン
・ オーウェン・エドワーズ
・ オーウェン・オーザニッチ
・ オーウェン・カニンガム・ウィルソン
・ オーウェン・カニングハム・ウィルソン
・ オーウェン・クライン
・ オーウェン・グウィネズ
オーウェン・グウィネッズ
・ オーウェン・グリンドゥール
・ オーウェン・グレイバーマン
・ オーウェン・ジョンソン
・ オーウェン・ジョーンズ
・ オーウェン・スタンレー山脈
・ オーウェン・チェンバレン
・ オーウェン・チューダー
・ オーウェン・テューダー
・ オーウェン・デビッドソン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

オーウェン・グウィネッズ : ウィキペディア日本語版
オーウェン・グウィネズ
オーウェン・グウィネズOwain Gwynedd, 1100年以前 - 1170年11月28日)はウェールズグウィネズの王(在位1137年 - 1170年)で、プリンス・オブ・ウェールズを称した。オーウェン・アプ・グリフィズOwain ap Gruffydd)とも言うが、彼の名前Owain(英語ではOwenと綴る)は日本語ではオエインオウェンなどと表記されることもある。大ルウェリンと呼ばれるルウェリン・アプ・ヨーワースの祖父で、ルウェリンの覇権の基礎を築いた人物として評価されている。
オーウェンの父、グリフィズ・アプ・カナンはグウィネズ(ウェールズ北部、スノードン山を中心とする地方)の強力かつ長命な支配者で、アングルシー島を根拠地に62年の長きに渡る治世を通じてウェールズに大きな影響力をふるった。オーウェンは兄弟とともに父を助け、1120年頃から盛んになるグウィネズの勢力拡大に活躍した。1135年に彼らはイングランドと戦って勝利を収めている。
1132年に長兄のカドワロンが死ぬと、オーウェンは兄弟間の第一人者となった。1137年に父グリフィズが死去すると、既に40歳ほどのオーウェンはグウィネズを兄弟と分け合って継承するが、次第に兄弟を圧倒し、1143年からはウェールズ北部のほとんどと南部の主要な拠点を領有するに至った。イングランドでヘンリー2世が即位すると、オーウェンはイングランド王の宗主権を受け入れ、1163年には王への忠誠の誓いと引き換えにウェールズの統治者として承認された。しかし、ウェールズの教会に対するカンタベリー大司教の権威は拒否し、1165年のウェールズ蜂起にあたっては王の所有する城を攻撃してさえいる。
オーウェンは1170年11月に死去した。彼の死により、息子たちの間で内戦が勃発し、グウィネズはオーウェン時代の繁栄を失ってしまった。グウィネズの更なる覇権はオーウェンの孫、大ルウェリンの登場を待たねばならない。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オーウェン・グウィネズ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Owain Gwynedd 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.