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オーガノイドシステム(通称OS)はゾイドの背景設定に登場する架空のシステム。 ==解説== オーガノイドシステム(以下、OSと表記)とは、ゾイドの卵であり胚、心臓部でもあり頭脳でもある「ゾイドコア」を覚醒させ、ゾイドの戦闘能力を飛躍的に向上させる強化システム。OSは古代ゾイド人によって生み出されたオーバーテクノロジーであり、西方大陸に点在するオリンポス山や、ガリル遺跡などの古代遺跡からその情報を記した物が発見され、この技術の解析、応用が主力兵器であるゾイドの戦闘能力向上に繋がるとして、ヘリック共和国、ガイロス帝国ともに遺跡争奪戦および新型ゾイド開発競争を繰り広げた〔機獣新世紀ゾイド 公式ファンブック1〕。 両軍ともシステムが手つかずで未解析なままに開発を続けた結果、このシステムが導入されたゾイドのゾイドコアは活性化して従来型を上回るパワーとスピードを獲得し、さらに金属細胞再生能力を劇的に高める事に成功したが、OS搭載ゾイドは狂暴化してしまい、非常に扱いづらいものとなってしまうという弊害も発覚した。更に、その凶暴化したゾイドの闘争心がパイロットの精神にも多大な影響を及ぼす危険性が示唆されており、操縦者には心身ともに多大な負担を強いられるなど問題点がある〔機獣新世紀ゾイド 公式ファンブック2〕。そして、実はOSとは機械生命体であるゾイドを凶暴化させる事で無理矢理能力を引き出すシステムであり、つまり凶暴化は弊害などではなく、最初から凶暴化ありきのシステムであった事が判明している。 共和国軍OS搭載ゾイドであるブレードライガー搭乗員であり、乗機との精神リンクによりその事に気付いた共和国エースパイロット、アーサー・ボーグマンが後述する真オーガノイド、デススティンガーとの戦いで戦死した為、両軍にこの事実が知られたかは不明。また、同様にOSの危険性を思い知った帝国軍のジェノザウラー(後にジェノブレイカー)パイロットだったリッツ・ルンシュテッドもOS推進計画を止めると決意。システムそのものにゾイドコアの寿命を極端に縮めるデメリットも存在したため〔電撃ホビーマガジン SMACK ZOIDS Bパート〕 、ヘリック共和国、ガイロス帝国ではOS搭載ゾイドの種類や生産数が減少していったが、OS最大の推進国であったネオゼネバス帝国は戦争後期まで使い続け、一旦OSを搭載したゾイドもまたそのまま最後まで運用された。 なお、ストームソーダーやガンスナイパー、レブラプター等にもOSが使用されているが、こちらはごく限定的なものであるため、一般兵でも扱う事が可能である。 アニメの『ゾイド -ZOIDS-』では、オーガノイドと呼ばれる人間大の小型ゾイドが登場する。名称と古代文明の産物でかつゾイドの能力を高めるという共通点を持つが、ゾイドの凶暴化や操縦者への負担と言う現象は見られない(ゾイドには負担を掛けている)。バトルストーリーにおいて真オーガノイドであるデススティンガーを制御するために必要なインターフェイスは、アニメの「オーガノイド」に極めて近い姿をしている(ジオラマではジェノブレイカー付属のシャドーを改造した物が使われている)〔機獣新世紀ゾイド 公式ファンブック3〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーガノイドシステム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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