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オーストラリアの医療(Health care in Australia)は公営と民間組織の両者が存在し〔、が国家健康政策を決定し、その実施は各州政府が担っている。豪州では1984年よりユニバーサルヘルスケアを達成しており、一般税収を原資とした公費負担医療Medicareが実施され、また民間の医療機関も存在する〔。なお豪州には社会保険制度は存在しない。 Medicare制度は1.5%のを原資としており、また政府一般税収も投入されている〔。民間保険に加入していない高収入者は、メディケア税が更に1%課される〔。またMedicareとは独立して薬剤補助スキーム(PBS)が存在し、処方薬費用の一部が補助される〔。 ==保健状態== 豪州は平均して、人口322人あたり1人の医師、人口244人あたり1病床が存在する(2005-2006年)。国勢調査によれば、70,200人の医療従事者(医師および専門技師)、257,200人の看護師が就業中である(2011年)。 平均余命は世界でも上位国であり、WHOの2013年傷病負荷(Global burden of disease)では、豪州は世界3位の平均余命であった。 2005年の出生時平均余命は、男性が78.5歳、女性が83.3歳であった。2006年の人口千人あたり死亡率は、男性12.8、女性6.5であった。2006年の乳児死亡率は1000人あたり5.0人であった〔。栄養失調の人口は2.5%以下であった(2002-2004年)。 主要な死因は、虚血性心疾患、脳血管障害、認知症、アルツハイマー病、気管支肺がん、慢性閉塞性肺疾患であった(2011年)。総合診療医受診者の半数以上が、心臓病、がん、糖尿病といった慢性疾患であった。 課題としては、豪州で広まりつつある慢性疾患は糖尿病で、毎年10万人のペースで増加している。平均して市民の5人に一人が2種糖尿病である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーストラリアの医療」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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