翻訳と辞書
Words near each other
・ オーストラリアの新聞一覧
・ オーストラリアの旗
・ オーストラリアの日
・ オーストラリアの映画
・ オーストラリアの植物相
・ オーストラリアの歴史
・ オーストラリアの海外領土
・ オーストラリアの砂漠
・ オーストラリアの空港の一覧
・ オーストラリアの競馬
オーストラリアの経済
・ オーストラリアの総督
・ オーストラリアの緑の党
・ オーストラリアの軍事
・ オーストラリアの通貨
・ オーストラリアの都市の一覧
・ オーストラリアの野鳥
・ オーストラリアの野鳥一覧
・ オーストラリアの鉄道
・ オーストラリアの食文化


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

オーストラリアの経済 : ウィキペディア日本語版
オーストラリアの経済[おーすとらりあのけいざい]

オーストラリアの経済は、国内総生産2010年には、おおよそ1.2兆アメリカ合衆国ドルに達している、発達した市場経済の一つである。この数字は、世界で13番目〔Field listing - GDP (official exchange rate) , CIA World Factbook〕 に大きな経済大国であることを示すと同時に、購買力平価説に基づいての算出であったとしても、17番目に位置する。世界経済の1.7%を占めている。
オーストラリアはまた、貿易も活発であり、世界で19番目の輸入国であると同時に19番目の輸出国でもある。オーストラリアは、アジア太平洋経済協力(APEC)、G20経済協力開発機構(OECD)、世界貿易機関(WTO)に加盟し、加えて、自由貿易協定東南アジア諸国連合(ASEAN)、チリニュージーランドシンガポールタイ王国アメリカ合衆国と締結している〔Austrade, International agreements on trade and investment http://www.austrade.gov.au/Free-Trade-Agreements/default.aspx〕。隣国であるニュージーランドとの自由貿易協定(en)によって、オーストラリアとニュージーランドの経済は一体化が進んでおり、2015年までにオーストラシアン経済市場が創出される計画もある〔Austrade, Australia New Zealand Closer Economic Agreement (ANZCERTA) http://www.austrade.gov.au/ANZCERTA/default.aspx〕。
オーストラリア経済の特色として、国民総生産の68%をサービス産業が担っている一方で、農業及び工業セクターが国民総生産の10%を担い〔http://www.abs.gov.au/AUSSTATS/abs@.nsf/Latestproducts/5204.0Main%20Features502006-07?opendocument&tabname=Summary&prodno=5204.0&issue=2006-07&num=&view=〕、かつ、このセクターが輸出額の57%を稼ぎ出していることにある〔http://www.rba.gov.au/Statistics/Bulletin/H03hist.xls〕 。
石炭鉄鉱石などの資源に恵まれる一方で、石油及び石油製品は輸入に依存しており、80%程度が輸入している状態である〔http://www.crudeoilpeak.com/?page_id=2567〕。
オーストラリア・ドルは、オーストラリア及びクリスマス島ココス諸島ノーフォーク島で流通しているほか、キリバスナウルツバルといった太平洋諸国でも事実上の公的地位を確保している通貨でもある。
オーストラリア証券取引所はオーストラリア最大の金融商品市場であり、BHPビリトンリオ・ティントニューズ・コーポレーションといった世界企業が上場している市場でもある。
== 概要 ==
オーストラリアの一人当たり国内総生産(購買力平価)では、イギリスドイツフランスをわずかに上回る。
オーストラリアは20世紀には毎年3.4%の経済成長を遂げてきたが、足元15年間は3.6%の成長をしており、OECD諸国平均の2.5%を上回っている〔Downwonder Economist.com, 29 March 2007〕。2009年12月現在では、1084万人の人々が働いており、失業率は5.5%である〔Australian Bureau of Statistics, Labour Force, Australia, Nov 2009 http://www.abs.gov.au/AUSSTATS/abs@.nsf/mf/6202.0〕 。ここ10年間の物価上昇率は、2〜3%の間に収まっており、金利水準も5〜6%の間である。
観光、教育、金融業を含むサービス業の比重は国内総生産の69%である。最近10年間のサービス業の伸びは著しく10%から14.5%程度の成長を達成してきたが、この成長は第二次産業を犠牲にしてきた側面もある。2006年から2007年度における第二次産業の国内総生産の占める割合は12%程度であったが、かつては、15%程度を占めており、セクター別の国内総生産では最大であった〔。
2000年以降の資源価格の上昇を背景に、オーストラリアの輸出は工業製品よりもむしろ一次商品の輸出に重きをおいてきている。豊かな天然資源の存在があることから、オーストラリアは農業(とりわけ小麦羊毛)、素材(鉄鉱石天然ガス石炭)といった一次産品の輸出主要国である。農業セクター及び工業セクターの国民総生産の比重はそれぞれ、3%および5%であるが、こういった一次産品がオーストラリアの貿易を支え続けてきた。オーストラリアの主な輸出相手国は日本中華人民共和国韓国インドアメリカ合衆国である〔Australian Government, DFAT, Composition of Trade Australia 2008-09 http://www.dfat.gov.au/publications/stats-pubs/cot_fy_2008_09.pdf〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オーストラリアの経済」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.