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オーストラリア南極領土 : ウィキペディア日本語版 | オーストラリア南極領土[おーすとらりあなんきょくりょうど]
オーストラリア南極領土(オーストラリアなんきょくりょうど、、略称: AAT)とは、南極大陸の一部分である。イギリスによって領有権が主張され、1933年にオーストラリア連邦の支配下に置かれた。国家によって領有権が主張されている南極の領域の中では最大(総面積5,896,500 km²)である。 オーストラリアが1961年6月23日に南極条約を批准、同日発効したことに伴い、この日以降、南極地域における領土主権、請求権は凍結されている。南極条約第四条では条約の規定が、主権に関するいかなる先行する主張を放棄あるい減じることはないが、領土主権の承認あるいは非承認についての締結国の立場を毀損するものではない、ことが定められている。その結果、イギリス、フランス、ニュージーランド、そしてノルウェーの4カ国のみが南極における主権へのオーストラリアの主張を認めている。 == 歴史 == この領域では、オーストラリアの旧宗主国イギリスが1841年1月9日にヴィクトリアランドの領有権を、1930年にエンダービーランドの領有権を主張している。1911年以来、オーストラリア人が探検を行い、1933年のイギリスの調査委員会の南極探検によってオーストラリアの領土権が主張されるようになった。1926年の会議での討論の後、1936年にオーストラリアはこの領土の領有権を要求しイギリスは承認した。1938年にはフランスの主張するアデリーランドとの境界が調整された。それ以後は南極観測基地を随時建設し、この地で科学調査などを行なっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーストラリア南極領土」の詳細全文を読む
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