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エンバク
エンバク(燕麦、学名:''Avena sativa'')はイネ科カラスムギ属の穀物。一年草。英語名のOatから、オートムギ、オーツ麦、オートとも呼ばれる。また、同属の野生種 ''A. fatua'' (カラスムギ)の栽培種であるため、価値が高い・本物という意味のマ(真)をつけてマカラスムギとも呼ばれる〔『FOOD'S FOOD 新版 食材図典 生鮮食材編』p315 2003年3月20日初版第1刷 小学館〕。 == 特徴 == 稈長は 60 - 150 cm となり、止葉の上の節間が長い〔後藤寛治 (1977)、p.162〕。葉は幅広く、葉耳を欠く〔。穂長は 20 - 25 cm 程度で、穂型は一般的には散穂型であるが、片穂型の品種もある〔。1個の小穂は2個の苞頴を有し、小花 1 - 4 を包む〔。エンバクの穀粒は頴に強くはさまれており容易に外れないものが一般的であるが、東アジアで栽培されるものはこれが外れやすい、いわゆる裸性のものが主流である。 栽培は秋蒔きと春蒔きとに分かれる。エンバクは冷涼を好むものの、ライムギとは異なり耐寒性は高くないため、寒冷地では凍害を受け冬を越せないことが多い。そのため、温暖な土地では秋蒔き、寒冷地では春蒔きを行うことが通例である。生育には多量の水が必要であり、ムギのなかでは湿潤を好む。逆にムギ類のなかでは乾燥に最も弱く、生育期に乾燥が激しくなると生育に悪影響がある。腐植土を好むが生育地の幅は広く、また酸性に強く酸性土壌で広く生育するが、アルカリ性土壌にも耐えられる。よく成長するが、その分倒伏しやすい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エンバク」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Oat 」があります。
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