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『オーディンの槍』(オーディンのやり)はテーブルトークRPG(TRPG)『アルシャード』のリプレイ作品。ゲームマスター(GM)兼リプレイの執筆は菊池たけし。イラストは井上純弌。 初出は『ゲーマーズ・フィールド別冊』06号「菊池たけしがまいりました」(2003年6月発売)。2005年には『アルシャードff』の発売と合せて、リプレイ『スルトの剣』とともにファミ通文庫にまとめられた。 リプレイ収録の際に使われているルールはルール第一版である初代の『アルシャード』〔文庫版巻末には使用サプリメントリストも掲載されている。これらのサプリメントに収録されたデータは、『アルシャードff』においては『アール・ヴァル・アルダff』『ヴァーレスライヒ』『ミッドガルド』にて、完全ではないものの参照可能である。〕だが、文庫版刊行に当たり『アルシャードff』に沿った修正がなされている。サブタイトルに『アルシャードffリプレイ』と銘打たれているのはそのためである。 ==概要== 文庫版のあとがきによれば、井上純弌は「菊池たけしのリプレイにはどの時代にもTRPGを遊ぶ読者への強い波及効果があった。『アルシャード』がスタンダードの名を冠するRPGとして売る以上は、菊池にリプレイを書いてもらうことはどうしても必要だ」という動機のもとに、菊池にリプレイの執筆依頼を頼んだそうである。リプレイとしては雰囲気を伝えることを重視したものになっており、ジュブナイル冒険小説のようなボーイ・ミーツ・ガールなシナリオは。単純ではあるが王道を目指したものとなっている。 当初は『AGマガジン』(エンターブレイン)第三号から連載をする予定であったのだが、同誌が二号で休刊したために、同年に発売された『ゲーマーズ・フィールド別冊』に全文を収録することとなった。今作はテキストを菊池が、イラストを井上が担当しており、井上と菊池が初めて共著的な作業をしたものでもある。また、『セブン=フォートレス』リプレイ『ラ・アルメイアの幻砦』(ファミ通文庫)の菊池と大畑顕との後書き対談によると、このときの仕事がきっかけで菊池は『アルシャード』のシステムに洗練性を見出し、システム部分を汎用化させることを井上に勧めたという。これが後のスタンダードRPGシステムにつながっていったということである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーディンの槍」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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