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オーデマ(オドマール)・ピゲ(''Audemars Piguet'' 発音例 、略称AP)は、スイスの時計・宝飾品メーカー。パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンとともに世界三大高級時計メーカーの一つに数えられている。本社はジュー渓谷のル・ブラッシュ(Le Brassus、ヴォー州)にある。 1875年、ジュール=ルイ・オドマール(''Jules-Louis Audemars'' 、1851年-1918年)とエドワール=オーギュスト(オギュスト)・ピゲ(''Edward-August Piguet'' 、1853年-1919年)によって高級時計ムーブメント製作会社として設立。その後自社ブランドの時計の製作を始め、トゥールビヨン、ムーンフェイズなど複雑な機構を備えた高級時計メーカーとして知られるようになった。代表的モデルとしてロイヤル・オークがあり、その他楕円形ケースのミレネリーなどが存在する。 パテック・フィリップ同様、創業以来製造したすべての時計の修理を保証しているほか、本社のあるジュウ渓谷にあった現存しない時計会社の懐中時計の修理も受け持っている〔付録『【ブランド別 完全カタログ VOL.1】オーデマ ピゲ』P.7、「時計Begin 2014 Winter」、世界文化社〕。 == ロイヤル・オーク == 代表的なモデルとして、ロイヤル・オークと呼ばれるスポーツウォッチがある。ステンレス製の八角形のベゼルとケース、裏蓋が貫通して固定され、ネジ底が剥き出しとなっている八本のネジが特徴的である。さらに、文字盤には格子状に溝を刻んでいる。名前及びベゼルの形状は、イギリスのプリンス・コンソート級装甲艦・ロイヤル・オーク(HMS Royal Oak)の舷窓にちなむ。 この時計はジェラルド・ジェンタがデザインを手がけ、クォーツショック直後の1972年にデビューした。ロイヤル・オークのデザインは、たった一日でデザインしたと言われている。「鋼へのオマージュ」というキャッチフレーズと共に、『スポーティー・ラグジュアリー』というコンセプトで発売された。ステンレス製の「高級時計」は当時例がなく、衝撃的なデザイン、39mmという当時としては大きいサイズ(今では「デカ厚」と呼ばれる大型の時計が広く市民権を得ている)とともに受け入れられ大ヒットし、世界中に多くのファンを持っている。 2005年には自社製のムーヴメントであるCal.3120を搭載したリニューアルモデルが発売された。2012年には、ほぼ1972年のオリジナルの文字盤を再現しつつムーブメントを薄型にした復刻モデルも発売されているが、他のモデルよりも高額となっている(2012年時点で183万7500円)〔オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク 復刻モデル 、『クロノス』2012年9月号〕。 また派生モデルとしてクロノグラフ機能を持つ「ロイヤルオーク・クロノグラフ」、クロノグラフ機能を持ち耐磁防水性能をアップさせた「ロイヤルオーク・オフショア」などがある。 またアーノルド・シュワルツェネッガーは熱心なファンとして知られ、自身が主演した映画『エンド・オブ・デイズ』『ターミネーター3』のコラボレーションモデルを製作し劇中に登場させている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーデマ・ピゲ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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