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カービン(Carbine)とは、本来歩兵用小銃より銃身が短い騎兵用小銃のことだが、今日では単に全長を短め(概ね80cm以下)にした銃のことを指す。日本語では騎兵銃、騎銃等と訳される。 ==概要== 本来のカービンとは馬上での取り回しを考慮し、短縮軽量化の上で背負いやすいように吊り環の位置を変更するなどした小銃であった。また、ボルトアクション式カービンではボルトハンドルが他の装具に引っかかりにくいように、下方に屈曲させ、閉鎖状態で銃の側面に密着するようにしたものも多かった。小銃に比べ小型軽量化されたカービンは取り回しが良く、場所をとらないという利点がある一方、射撃時の反動・マズルブラスト・発射音が激しくなり、肝心の命中精度が低下するという欠点が生じ、銃自体の寿命も短くなるとされた。 現在ではおおむね「小型のライフル」を意味する分類で、小銃を持たない下級将校や車両乗員、空挺部隊など装備に制限のある特殊部隊、市街戦や密林戦など至近距離での戦闘が想定される地域の兵士などに装備されている。 日本の防衛省では、Carbineの英単語に対応する語として「騎銃」を当て、「小銃の一種で,歩兵銃に比べて銃身長が短い銃」と定義している〔防衛省規格 火器用語(小火器) 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カービン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Carbine 」があります。 スポンサード リンク
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